日々是古物

2021/11/11 10:57

この秋、日々是古物は初めてのイベント出店をしました。

準備に時間をかけて、楽しみにしていた2つのイベント。
どちらも晴天に恵まれて、無事に終わってほっとしつつも、終わってしまって今は少し寂しい気持ち。
参加した「REː京都博覧会」と「Collections market」を振り返ります。

まずは10月30日土曜日のREː京都博覧会。
久々の京都で朝からわたしは若干緊張気味。
このREː京都博覧会は、ものを売るだけじゃなく、表現の場として開催されているイベントです。
そのあたりが日々是に合うなぁと思って今回エントリーさせてもらいました。
普段はいろいろなジャンルの古物を扱うので、その中からどんなものを持って行くか検討し、今回はテーマを“醫院”にして、岡崎公園に架空の病院を開院しました。


人体模型くんが良い看板となってくれて、かなり反響があったように思います。
世界観が好きと言ってくださるお客様もいて嬉しかったです。
この日は七五三の家族連れや観光でふらりと岡崎公園に立ち寄る方も多く、普段そんなにアンティークを見たことはないという方も、日々是ブースで思わず立ち止まってくださいました。
お客様とのお話が好きな私。いつもついつい話し過ぎてしまいます。
いただいたご意見?で、ちょっとおもしろかったのが、「あなたたち、こんなものばかり売ってて大丈夫?」というもの。2、3人いらしたんじゃないかな。
古い医療器具や医療ランプ、医療の本などが並んでいたので、純粋に「誰が買うねん」と心配してくださる方がいてなんだか新鮮でした。
そうか、そんな風に見えてるのか。とわたしとしては発見でした。
やっぱり物を買っていただく以上は、どのように人に映るのかをちゃんと自分でわかってないとなぁと思いました。
その点、信さんは多少は俯瞰で見てくれているような気がするのでまぁ安心ではあるのですが。
いつもイベント出店の時、他のお店が気になって仕方ないわたしたち。
代わる代わる抜けては出展者さんとの交流もできて楽しかったです。
この日は秋晴れというより、夏のような日差しになりましたが、とっても楽しい一日になりました。
帰りは疲れていたけど、遠回りして京都タワーを車からちらっと見て帰りました。
次はいつ行けるかな、京都。



そして翌週、11月7日日曜日は和歌山市で開催されたCollections marketに参加しました。
第一回目の開催だったのですが、朝からたくさんのお客様。


きっと主催者さんが一生懸命告知してくださったんですね。
昭和レトロ・骨董・レコード・古道具・レトロワンピ・玩具などなど、お店もバラエティーに富んでいて、和歌山の古い物好きの方がたくさん来てくれました。
コアなお客様も少なくなく、日々是のブースでも楽しんでいただけたようで良かったです。
参加されたお店も普段から仲良くしていただいている方が多くて、ホーム感に安心しながら一日楽しみました。
そうそう、特に告知してませんでしたが、実は日々是ブースのお隣にもう一つブースをお借りして、宝探しを楽しめるようなお店も出していました。
日常使いされていたちょっとしたレトロなものってたぶん処分されがち。でもそんな中にも、自分達がいいなぁって思えるものが少なくなくて。
残したいもの、誰かにつなぎたい古いものをごちゃごちゃっとたくさん、手頃な値段で並べたお店をこっそり出していました。
お買物をたくさんの方に楽しんでいただけて本当によかった。
またいつかイベントでやりますね。


もの選び、値段つけ、ディスプレイを考える、などなど、2人こだわって準備したイベント。
終わってしまって寂しいなぁ。
和歌山のCollections marketはもちろんですが、京都博覧会もまた参加したいと思っています。
毎月イベント出店ってわけには今はいかないけれど、次回もおもしろいブースを作って参加したいので、またその時はinstagramなどでお知らせしますね。

なつこ